僕には君しかいないけど、

 




 

 いつだって、彼女は誰かと一緒にいる。
 クラスメイトであったり、コンクールのメンバーであったり。
 その中の一人に自分もいるという認識はしているが、それだけでは足りない。

(俺だけを見て欲しい)

 ずっと誰かと共にいるのならば。
 自分がその隣にいたい。
 彼女の隣で、自分がヴァイオリンを弾いていられたなら。

(どんなにか、いいだろう)

 けれども、きっとそれは叶わない。
 自分のことは自分が一番知っている。どんな性格をしているのか、・・・彼女と釣り合うのか。
 それでも願ってしまうのだ。

「俺には君しかいない。けれど、」

 俺だけの存在にはなってくれないのだろう。
 今もこうして、遠くから見ていることしかできない。
 同じ普通科から出場したメンバーと楽しそうに笑いあう場面を見てなお、願ってしまう。

「・・・俺を、見てくれないか」

 きっとそれは、叶うことがないのだろうと思っていても。

















ヒトリゴト。(ブログより


短っ!
これでも月日ですよ!れっきとした月日です!土日←月とかじゃないですよ・・・!
最終セレ直前あたりのつもりです。
月森はきっと、はっきりと言葉にしなければ不安になるタイプなんじゃないかなと思います。雰囲気で「そういう感じ」っていうのは感じ取っていても、ちゃんと口にしてもらわないと不安になる。うちの月森氏はそんな人です。

 

 

 

2011.1.29UP