少し小さな声で愛の言葉を囁く




 

遠く離れていた4年間。
お互いを想って、けれど行動に移す勇気がなくて。
隣を歩いていた時には他愛のない会話で笑い合えたのに。
あの時は、ただただ空を見上げていた。


友人の電話でそんな状態に終止符が打たれたのは、1年前。
またこうして君の隣にいられることができるとは、思ってもいなかった。


たくさんの人に支えられて、俺たちはここにいる。
・・・たくさんの友人たちの想いの上に立っていることも。
だから俺は、それを一生忘れてはならないと決めた。
彼女を一生、命に代えても守ると。
ヴァイオリンの次にでしょ?と君は笑うけれど、君の代わりはどこにもいないんだ。
君をまた失ったら、俺は・・・どうなるんだろう。
そんなこと、考えたくもない。
だから。
俺は。


精一杯の想いを込めて。
君に託す。
今、俺が持てる限りの想いを音に乗せて。
それから、少しの言葉と共に。
音色だけでは不安がる君に送る言葉は一つでいい。
それを俺は小さく呟くだろう。
必ず君に届くと信じているから。











2010.4.19UP